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いい日旅立ち
いい日旅立ち・西へ
インターナショナル
一週間に十日来い
命くれない
潮来笠
犬のおまわりさん
異邦人
石狩挽歌




【いい日旅立ち】E1-B2

1 雪解け 間近の 北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を 叫ぶ時
帰らぬ 人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る

あゝ 日本のどこかに
私を 待ってる 人がいる
いい日 旅立ち 夕焼けを探しに
母の背中で聞いた 歌を道連れに…

2 岬の はずれに 少年は 魚釣り
青いすすきの小径を 帰るのか
私は 今から 想い出をつくるため
砂に枯木かれきで書くつもり "さよなら"と
あゝ 日本のどこかに
私を 待ってる 人がいる
いい日 旅立ち ひつじ雲を探しに
父が教えてくれた 歌を道連れに…

3 あゝ 日本のどこかに
私を 待ってる 人がいる
いい日 旅立ち 幸福を探しに
子供の頃に歌った 歌を道連れに…


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【いい日旅立ち・西へ】E1-B2

1 遥かな しまなみ さび色のなぎの海
セピアの雲は流れて どこへ行く
影絵の きつねを 追いかけた あの頃の
夢を今もふところに 西へ行く

ああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち ふたたびの風の中
今も聞こえるあの日の 歌を道連れに

2 ほたるの 光は 遠い日の送り
小さく見える景色は 陽炎かげろう
出逢いも 別れも 夕暮れにあずけたら
自分の影を捜しに 西へ行く

ああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 朝焼けの風の中
今も聞こえるあの日の 歌を道連れに

3 ああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 憧憬あこがれは風の中
今も聞こえるあの日の 歌を道連れに


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【インターナショナル】E1-G2

1 えたる者よ 今ぞ日は近し
醒めよ我が同胞はらから あかつきは来ぬ

ぎゃくくさり つ日 はだは血に燃えて
海をへだてつ我等われら 腕結びゆく

いざたたかわん いざ ふるい立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの

*いざ踊りましょう いざ 歌いましょう いざ
あぁ インターナショナルの祭りです


2 聞け我等が雄叫おたけび 天地とどろきて
かばね越ゆる我が旗 行く手を守る

圧制あっせいの壁破りて かたき我がかいな
今ぞ高くかかげん 我が勝利しょうりの旗

いざたたかわん いざ ふるい立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの

*いざ踊りましょう いざ 歌いましょう いざ
あぁ インターナショナルの祭りです

*3 いざたたかわん いざ ふるい立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの

*いざ踊りましょう いざ 歌いましょう いざ
あぁ インターナショナルの祭りです

*4 えたる者よ 祭りの日は来たり
醒めよ我が楽隊がくたい あかつきは来ぬ

静寂せいじゃくくさりつひ チンドンが響く
チャンゴを打ち鳴らせば 皆 踊り出す

いざたたかわん いざ ふるい立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの

いざ踊りましょう いざ 歌いましょう いざ
あぁ インターナショナルの祭りです
あぁ インターナショナル 我等がもの


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【一週間に十日来い】E1-C3

1 見れば見るほど いい男
飲みっぷりなら日本一
トコトン トコトン

あなた好き好き 可愛いお方
花も咲きます トコトン酒場
一週間に十日来い トコトン トコトン

2 惚れちゃ駄目よと意見して
それでいつしかこうなった
トコトン トコトン

はしご酒なら 浮気なしょうこ
さあさ飲みましょ トコトン酒場
一週間に十日来い トコトン トコトン

3 人の前では つれないが
胸の中では 手を合わす
トコトン トコトン

私一人を 責めてはいやよ
これが浮世よ トコトン酒場
一週間に十日来い トコトン トコトン

4 四角四面の 世の中を
丸く渡れば 春も来る
トコトン トコトン

小皿こざらたたけば 手びょう子そえて
苦労忘れる トコトン酒場
一週間に十日来い トコトン トコトン


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【命くれない】E1-C3

1 生まれる前から 結ばれていた
そんな気がする べにの糸

だから死ぬまで 二人は一緒
「あなた」「おまえ」 夫婦みょうとみち
命くれない 命くれない 二人

2 人目をしのんでで 隠れて泣いた
そんな日もある 傷もある

苦労つみ荷の の葉の舟で
「あなた」「おまえ」 あぶな川
命くれない 命くれない 二人連れ

3 なんにもいらない あなたがいれば
笑顔一つで 生きられる
泣く日笑う日 花咲く日まで
「あなた」「おまえ」 手をかさ
命くれない 命くれない 二人連れ


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【潮来笠】C1-A2

1 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば
薄情そうな 渡り鳥
それでいいのさ あの移り気な
風が吹くまま 西東
なのにヨー なぜに眼に浮く 潮来笠

2 田笠のべにが ちらつくようぢゃ
振り分け荷物 重かろに
わけはきくなと 笑ってみせる
いき単衣ひとえの 腕まくり
なのにヨー うしろ髪引く 潮来笠

3 旅空夜空で 今さら知った
女の胸の 底の底
ここは関宿 大利根川へ
人にかくして 流す花
だってヨー あの娘川しも 潮来笠


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【犬のおまわりさん】C1-C2

1 まいこの まいこの こねこちやん
あなたの お家は どこですか
お家を 聞いても 分からない
名前を 聞いても 分からない
ニャン ニャン ニャン ニャーン
ニャン ニャン ニャン ニャーン
ないてばかりいる 子猫ちやん
犬のお巡りさん こまってしまって
ワン ワン ワン ワーン
ワン ワン ワン ウーン

2 まいこの まいこの こねこちゃん
このこの お家は どこですか
からすに 聞いても 分からない
すずめに 聞いても 分からない
ニャン ニャン ニャン ニャーン
ニャン ニャン ニャン ニャーン
ないてばかりいる 子猫ちやん
犬のお巡りさん こまってしまって
ワン ワン ワン ウーン
ワン ワン ワン ワーン


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【異邦人】E1-E2-同名大小调(低音到D1)

1 子供たちが空に向かい 両手をひろげ
鳥や雲や夢までも つかもうとしている

その姿はきのうまでの 何も知らない私
あなたにこの指が 届くと信じていた

(同名大调)
空と大地が ふれ合う彼方
過去からの 旅人を 呼んでる道

(回小调)
あなたにとって私 ただの通りすがり
ちょっとふり向いて 見ただけの異邦人

2 市場へ行く人の波に 身体をあず
石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう

祈りの声 日詰ひづめの音 歌うようなざわめき
私を置き去りに 過ぎてゆく白い朝

(同名大调)
時間旅行が 心の傷を
なぜかしら 埋めてゆく 不思議な道

(回小调)
サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き
あとは哀しみを もて余す異邦人
あとは哀しみを もて余す異邦人


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【石狩挽歌】A1-C3

1 海猫ごめが鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖つっぽの やん衆が騒ぐ
雪に埋もれた 番屋の隅で
わたしゃ夜通し 飯を炊く

あれから鯡は どこへ行ったやら
やぶれたあみは い刺し網か
今じゃ浜辺で
オンボロロ オンボロボ−ロロ−

沖を通るは 笠戸丸
わたしゃ涙で 鯡曇りの 空を見る

2 燃えろ篝火かがりび 朝里の浜に
海は銀色 鯡の色よ
ソ−ラン節に 頬そめながら
わたしゃ大漁の 網を

あれから鯡は どこへ行ったやら
オタモイ岬の鯡御殿も
今じゃ寂れて
オンボロロ オンボロボ−ロロ−

変わらぬものは 古代文字
わたしゃ涙で 娘盛りの 夢を見る


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【糸】G1-C3

1何故 巡り逢うのかを
私たちは 何も 知らない
何時 巡り逢うのかを
私たちは いつも 知らない
何処にいたの 生きてきたの
遠い空の下 二つの物がたり

たての糸は貴方 横の糸は私
織りなすぬのは 何時か誰かを
暖めうるかも しれない

2 何故 生きてゆくのかを
迷った日の あとの ささくれ
夢 追いかけ 走って
ころんだ日の 跡の ささくれ
こんな糸が 何になるの
もとなくて  振えてた風の中

たての糸は貴方 横の糸は私
織りなすぬのは 何時か誰かを
傷をかばうかも しれない

3 縦の糸は貴方 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は仕合わせと 呼びます


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